SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

☆詩☆無題 たぶん2009/7/29(水) 作

真夏の夜の下で 夢がひらく ふと立ち上る匂いと 悲しい涙 愛しさなんて あの鳴りやまない蝉の声と 暑さが懐かしい たえず流れる汗 瞼の裏に押し寄せる波のカンカク 星を止めるものなんてない そっと心の海に イシを捨てたら 何と言われるだろう いっそのこと…

☆SS☆溶けない睫毛

「龍がくるよ」 唐突に垂れ込めた暗雲を眺めて、少年が言った。 「‥‥それって雨が降るってコト?」 訝しげに聞くあたしに、少年はコクリと頷く。 ‥‥あたしは、不思議なことに、見知らぬ少年と、海岸へと降りる階段の中程に並んで腰掛けていた。 「雷はね龍の…

☆詩☆無題 たぶん2009/10/2(金) 作

無題 音楽のようにつづくつづく綺麗な旋律飽きがきてもいつまでも白い想いそのままに丁寧に繰り返すください大事なその言葉さいごを越えていつまでも ―――――――――――――――――――― 2009年ですかね? たぶんそうなんでしょうね? もう数年前のテイストかと思うんです…

◯日記◯パニック中

不安感というより。 恐怖感。 希死念慮(きしねんりょ)というやつ。 どうして自分が存在しているのか。 こんなに、胸が苦しいのなら。 いっそ消えてしまいたいと。 強く強く考える。 この金土日は、本当に不安定で。 今もなんですが。 リストカットしてしま…

☆詩☆人魚に 2015年5月25日

人魚に(2015年5月25日夜) 水の中、吐いた息が頬を撫でる。音の遠くて近い世界で、あたしは魚に恋をする。声をあげます。ヒレをください。髪をあげます。エラをください。必要なのはこの手と貴方。触れて伝えるから、どうか少しでも長く側に。貴方の側は息…

☆散文☆赤い飴ちゃん

赤い電気スタンドを買った。 実習の帰りに、少し寄り道をしていつものカフェハウスで珍しく紅茶を頼んだ。 注文をとりにきた見慣れたアルバイトのお姉さんは少し以外そうな顔をしたが、「ミルクかレモンをおつけしましょうか?」の問いに「いいえ、ストレー…

◯日記◯パニックしているとき(あたしの場合)

今朝は、目覚めた時点で、動悸と軽いめまい。 抗うつ薬を朝飲むようにしていて。 飲んで、少し落ち着いたけれど。 結局は不安感にさいなまれて。 抗不安薬を飲んだ。 それが効かないのである。 そういう日も、ないわけではない。 一昨日、昨日の、2晩続けて…

☆散文☆人魚姫

人魚姫が声の代わりに地を歩く二本の足を手に入れたように。 エラが、鰭が手に入るなら、この声を失ってもいい。 くねった円を描きながら都心を走る路線は、いつもより何故だか揺れが激しかった。 いわゆる「ドア付近」に立っていたあたしは、昼の眩しい太陽…

◯説明◯書いてみんとてするなり

何をどうしたらいいのか分からなくて ただ 文章に起こしたくて 多くの人がする ブログなるものを してみんとてするなり何て言うけれど ただ 吐き出したくて 始めてみるだけFacebookでもInstagramでも やるだけのことはやったけれど どうせならば近しい人たち…