高気圧ガールになりたかった
あなたの
高気圧ガールになりたかった
晴れた空で
貴方を照らして
海辺で
熱く白い砂を散らすような
貴方の眼を眩ますような
貴方の未来を全て輝かせるような
でも
けれど
あたしは貴方の光にも
貴方の花にもなれなくて
どんな花が咲くのかと
微笑んで水をあたえられるような
そんな女になりたかったのに
今は
ただの低気圧ガール
くらむ目の前
涙を流し
嵐のように貴方を打つドクハク(毒吐く・独白)
竜巻のように貴方のカミ(髪・信じるもの)を吹き上げる罵倒
ごめんなさい
ごめんなさい
ただ心から貴方を
連れていきたかったの
あの空と海に
あの赤と青に
あたしのアイ(藍・哀・逢い・愛)に染めたかった