☆詩☆無題 たぶん2009/7/29(水) 作
真夏の夜の下で
夢がひらく
ふと立ち上る匂いと
悲しい涙
愛しさなんて
あの鳴りやまない蝉の声と
暑さが懐かしい
たえず流れる汗
瞼の裏に押し寄せる波のカンカク
星を止めるものなんてない
そっと心の海に
イシを捨てたら
何と言われるだろう
いっそのこと
全部とっぱらって
言ってみたい
囁くだけ囁いて
もう
いっそ吐いてしまおう
もう何も戻らないから
壊されて
壊して
ここには
もうこれ以上
何もいらない
だから
一言
「×××××」
あの薔薇の囁きを
あたしに
―――――――――――――――――――――
これも好んで使いました。
カンカクを「感覚」と「間隔」
イシを「石」と「意思」
バラの囁きについては。
また、次回。