SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆詩☆暗闇 2003年6月12日

暗闇

 

自分が嫌い。

今日は特別嫌いだ。

いつも結構嫌いだと思っていたけど、ここまでとは思わなかった。

それをあの人に伝えたかった。

なぐさめて欲しかったのか、けなして欲しかったのか、どちらなのかはわからない。

けれど、おそらく思うに後者だ。

あの人は正しいことを言うに違いなかったから。

でも、声が足音が聞こえた瞬間、何だか全てが嫌になって階段を駆け下りてた。

会いたかっただけ、

話したかっただけ、

‥気づいてしまったのは、自分の声。

話しかけようと思えば、

笑いかけようと思えば、

いつだって、

少しの勇気を出せばできるのに、叶うのに。

‥‥今日は久々に歩いて帰ろう。少しはましな考えが浮かぶかもしれない。

最近怠けて歩いていなかった足は鈍っていて、速度は上がらないままに夜道を進んだ。

光る画面を見つめて、やはり自分は愚かだと思い直す。

自分が嫌いなのは自分らしく生きていないと思うフシがあり余るほどあるから。

あの人に聞いて欲しかったのは、

こういう自分も知って欲しかったから。

あたしについて考えて欲しかったから。

 

自分が嫌い。

そう言うあたしの意味するのは、とても好きだと言うコト。

だから自分に気にくわないトコがあると許せない。

自分が許せない。

 

今夜は月が見えない。

負け犬の遠吠えは虚しく響く。

                                               2003 6,12

 

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17歳のあたし。

33歳のあたしも全く同じ気持ち。

 

不思議だね。

でも、考えたら、変わらないというより。

 

成長がないと言うの?

 

「天使のくれたもの」は一度、置きます。

どうしても見つからなかったから。

実家に行って、原稿を探します。