SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆創作☆クロ1

押し入れの中に、黒い丸い、何だかわからないモノが住んでいるのに気がついた。
影か何かと思ったので押し入れに光を入れた。すると、どこかに必ずできる、影に隠れて消すことができない、やはり影ではなく、幻覚でもないようだ。そして居場所を小さくしたことに対して不平を言うように、黒い丸いモノは跳ねた。
気味が悪かったので、無視していたが、押し入れを開ける用は毎日あり、開ける度にそこにいて、たまに跳ねている。
だんだん慣れたのか、跳ねている姿が愛らしく思えるようになった。
名を付けると存在に力を与えそうで躊躇ったが、黒い丸いモノと呼ぶのも面倒で「クロ」と呼ぶことにした。
クロは私が布団を押し入れにあげると、布団の上を転がり遊び、跳ねた。また服をしまうと服の上に居座ってバランスを保って遊んだ。
案外懐っこい可愛いものじゃないかと思いはじめ、私は彼(彼女かも不明)を同居人(人ではないが)として認めた。



2009年11月24日

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Instagramには全部のせたつもりで、カントリーマアムいちごの章を載せてなかったので。

こちらには載せることにします。

これは、大学の3と4年生を過ごした、調布なつつじヶ丘のアパートで、押入見ながら想像して楽しんでた物語です。

昨年、久しぶりにつつじヶ丘に行きましたが。
母を連れていたので、あまり散策はできませんでした。
今度、旅行で関東に行くときには、散策したいなぁ、と思います。