SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆詩☆星に願いを

 

星に願いを

 

たくさん流れる流星群ではなくて、普通の流れ星。キラリと光ってすぐに消えた儚い輝き。幼い記憶に残る感動。ふと見上げた夜空に二筋の煌めき。考えてみればあの輝きを目にしてからだ、あたしが星に願いをかけるようになったのは。

幼いあたしのそう言う対象は月だった。ふと目覚めた瞼に青白い、けれど明るい光。満月。「祈り」を捧げる対象。特別だった存在。それは現在もかわらないけれど、月に祈りを捧げたそのあとに、必ず星に願いをかけるようになったのは、あの経験の後から。‥あの感動は忘れない。忘れられない。思えば、流星群なんて陳腐なものだ。真冬の真夜中、海岸で見上げた凍てついた宇宙にきらめいたあの輝きに比べたら、神秘性の欠片もない。一昨年、始めて流星群をみたけれど、流れ星をみたときに比べたら、その感動は冷めたのもだった。

‥なんだかこの頃、自分が情けない。

あぁ、なんてちっぽけな存在なんだろう。

にもかかわらず、星に願いをかけ、月に祈りを捧げる。

なんて小さくて愚かなあたし。

 

2003 4,4  

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少し、口喧嘩のようなことがありました。

久々に誰かのLINEで泣きました。

まぁ、なんだかんだですねぇ、存在の大きい人物って、それだけの影響力を持っているということですね。

 

 

☆詩☆無題の詩 と7/21

今ふと思ったのだけれど、
いい夢ってのは、きっと身体がその感覚を欲しがって吸収してしまうのではないだろうか?
くだらなくていい。
例えば今日のあたしの夢の「歌を誰かと共有できて、しかもその曲がとてもいい歌で、心に染み入るような歌だった」って言う感覚。
あたしの喉が目が、もしかしたら手が、その感覚を味わってみたいと思ったら?
欲しがって、吸収しちゃう。
身体のどこかに隠しちゃう。
で、似た感覚に出会ったときに「あぁこうだったのか、本物の感覚が得られた」と、夢の感覚を放出する。
それがデジャ・ヴ。
あぁ、結構この論好きかもしれない。
だって、起きてスグなら覚えているもの。
だんだん霞が消えるように、だんだん雲が消えてくみたいに。
無くなっちゃうほうが変な感じがするもの。
あぁ、面白い考え。

 

2005/12/01

 

 

我ながら、面白いことを考えるもんですね。

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台風6号はそんなに被害なくすごした。むしろあっけないくらいに終わってしまった。

もちろん先島諸島はしっかり横断しているので、どうなのかなという感はあるけれど。

先島諸島は作物被害が心配ですね。

 

最近不安感がほんとに強くて、どうしようかな?というところ。

先日夏休みに入ってという状態だが、今日は朝から不安感にいきなり襲われて。

きつかったなぁ。

今は一人部屋なので、不安感いっぱいの状態で、できうる仕事をして、職場で寝ました。結構、ガチ寝しました。二時間くらい。

その後、速度は遅く仕事をして、後半は少し遊んで帰りました。

ネット環境が整っていると置いうのはよきことですね。

とりあえず、長期で休暇を予定している時期までは、仕事もまだまだあるので、ゆったりとはしつつして、やりたいようにやります。

 

ところで、昨日は帰り道で気づきました。4連休スタートですね。

途中父が釣りをしに来ると意気込んでいたんですが。台風後のこの風と海のコンディションは最悪ではないのでしょうか??

それでも来るくらいなら、あたしに会いたいだけなので、こちらから行くしかないでしょうか?ちょっと心疲れているのですが。

 

なるようにしかなりませんが、できれば、そっとしておいてほしいのですが。

☆SS☆鏡の上の波 チョコチップクッキーは

鏡の上の波

 

「‥‥難しい」

 

鉛色に青光りする波を眺めながら、小さく呟いた。

船は小さな島島を渡り、今、あたしは帰郷のための船に乗っていた。

帰路の安堵感なのか、旅の疲れなのか。眠いのか、ダルいのか、そんなよくわからないような状態で、あたしは海を眺めていた。

手元には、お気に入りの短編。

しかし、先ほどから、それもあたしを一つの世界に止めておくことができない。

意識は、左右に揺らめき、上下にたゆたう。

昨晩見た、真夜中の海に広がっていた、巨大な虚無感が、あたしの内を襲っているようだった。

絶えず聞こえる、子供の声は、何故か熱を持ち、あたしの耳たぶを赤くした。

熱に潤み、ボヤけた視界に、浮かび上がった影‥‥。

 

「泣いちゃいなよ」

いきなり言われて驚いた。

「今にも泣き出したいって、非道い顔してるぜ」

言葉とはウラハラに、ドコか優しく響く声。

窓の向こうに見える海原は、まるで鏡の面のように静まりかえっている。

船の中にも音がない。先ほどまでの船内放送が聞こえない。煩いほどに響いていた、子供の声も聞こえない。‥姿さえ見えない。船の中には誰もいない。

「泣けよ、ほら」

はっきりと響く声。

ふらふらとその声だけを頼りに歩いていくと、甲板へとたどり着いた。

静まりかえった世界。

ドコまでも続く、青い海、波の一つもたっていない、すべてのモノが息を止め、すべてのモノが消えていた。

「安心して泣けよ」

「大丈夫だから」

言われたとたん、あたしの頬を熱いモノがあとからあとから流れていた。

雫石が海の面へ落ちて、小さな小さな波紋を作った。

 

「そんなに難しいコトじゃあねぇよ‥」

 

‥‥いつの間にか寝入っていたらしい。

そんなに長い間ではない。たぶん、ほんの4,5分のことだ。

「‥‥」

何かの気配を感じ、少し‥‥いや、かなり驚いた。

誰かが隣に椅子を引き寄せてコチラを見ていた。

「いつから居たの?」

連れの友人は、「少し前だよ、あなたにしては珍しく、気付いてくれないのかと思った」と少し心配そうに言った。

「ン、誰かと思って、少しびっくりしてた」

「調子は?」

「大丈夫」

先ほどまでの不安定な感覚は、すっかりなくなって、落ち着いていた。

「何か、昼の海は、夜の海ほど面白くない」

友人の言葉に相づちをうつ。

窓の外には、特別な動きなんて一つも見えない、果てない波が広がっていた。

 

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大部屋に大きなタッパー置いて、小部屋二つに個別において、「今日中に食べて」したけれどみんな食べてくれたかしら。

タッパーの回収を忘れてしまって、帰ってきたけれど、はい。

台風です。あす、しごとやすみだといいです。

 

 

 

☆SS☆ 人魚の涙

人魚の涙

 

なぁ秀孝、人魚の涙って見たことあるか?

それって真珠のこと?

そうだな、普通はそうだよな?

違うの?

‥いや、あってるんじゃないか?

‥‥?

夢、見たんだよ

‥夢?どんな

俺は海の中にいて‥魚なんだ

‥圭祐が魚なの?

あぁ、きっと熱帯魚かなんかだったと思う。とにかく何処までも青くて、水面の波が砂地の上に踊るんだ

それはいいな

だろ?‥それでしばらく泳いでいたら、人魚を見つけるんだ

泣いていたのか?

‥‥あぁ

魚はどうしたのさ?

それが、ガラにもなく笑わせようと必死になるんだよ。泳ぎで急旋回したり、急ブレーキ掛けたりいろいろしてさ‥オカシイだろ?

‥いいや

‥‥笑えよ

いいや、笑わない。それで、そんの人魚は泣き止んだのか?

‥いいや、まるでこちらに興味を示さないんだ

‥どんな人魚だった

なんて言うのかな、髪は綺麗なライトブラウンで、鱗も髪と同じくライトブラウン。肌は白亜みたいに白いんだ。真珠でできた髪飾りをしていて、彼女がしゃくり上げて動くたびにシャラシャラ音をたてるんだ

なかなかの美人‥‥

さぁ、顔はちゃんと見えなかった

へぇ

ただ、不思議なんだ。潮の中なのに涙が溢れてた

真珠?

‥蒼い緑柱石たっだ

‥‥アクアマリン

1オンスも満たないような涙が、落ちる途中で結晶になるんだ

‥綺麗だな

あぁ、溢れた結晶が、腕や鱗に降りかかるんだ

‥‥

ライトブラウンとアクアマリンの蒼があんなに相性のいい組み合わせだとは思ってなかった‥‥

‥‥そうか‥

‥あぁ‥‥

 

 

少年たちはしばしば微睡むように、それぞれ遠い海に思いを馳せた。

 

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今日は久々に大きな希死念慮に襲われて、午前休では足りずに、一日休みにしました。

夕方にやっと動けるようになって、久しぶりにアーリーイムソムニアカフェをしようとしたら、なんと小麦粉がない事態。あたしの部屋に小麦粉がないとか。ありえない。

驚いて買いに出ましたよ。

で、きちんとチョコチップクッキー焼きました。

今回もおいしかったです。

 

 

○日記○ ここまでの日々

4月に今の職場に配属されて、新しい業務を把握するのは遅くはなかったともうのですが。そうですね、なんというか。久しぶりに小規模な職場なので、兼任業務が多くて、自分がその曜日にどこにいて、何そしているべきなのかをつかむのが難しかったです。

5月は3月にお付き合いの始まっただぁりんと私的にはうまくタイミングの合わない日々が続いて、なかなか疲れて。

6月に、会うの二回目のだぁりんのご実家に3泊して、3泊とも過呼吸を起こして。5月のタイミングの合わない夜に取り残される感覚というか。通話の開始1分以内に通話直向こうで眠られてしまうと、くるものがありいましたね。

7月に互いの仕事のタイミングが合わないことがわかって、気持ちも私的にはすれ違っているというか、感情の大きさの違いにやられましたね。別れを切り出したら散々ごねられて、今は少しばかり嫌がらせを受けています。まぁ、今までの経験上、まだまだかわいいものですけどね。

ということで今です。

職場場はそうですね。もともと知っている職員が多く(約40人のうち6人知っていれば多いでしょう)、知っている職員に上司に、持っている症状について話してって過ごしています。だめになっているときは目に見えてだめになっているからなのか。

最近のお疲れモードが目に見えているからですね。

気遣われまくりwww

まぁ、今週から長期休暇に入るのでそれで気持ちを落ち着けたいというのが本音ですね。

あとは本領発揮の薬品庫整理がしたくてたまらないですね。夏はこもりたいです。あまり、お仕事感はない状態で。

あと、本気の長期休暇を取ろうとは思っているので、言うて10日になるかならないかですが。

調子を戻すことができればと思います。

はい。そんなかんじですかね。以上。近況報告(しっかりめ)でした。

 

 

☆SS☆雨降り 7/18

 

雨降り

 

雨の強さに、空が白くけぶる夏の夜。

物干しに少年が一人、雨を避けながら読書に耽っていた。

 

‥‥英和(えいわ)

 

と、そこに現れた新たな少年、手には湯気を立てるカップを二つ。

 

‥東洋(はるひろ)、何処から入ったのさ

勿論、玄関からさ、ついでにキッチンと材料を借りて、ホットシトロンを作った。飲まないか?

もらうよ

 

新たな少年‥‥東洋の手渡したカップからは温かな黄色の湯気と、ほんのり香る蜂蜜の香りが見えた。

 

英和、風邪だろう?てっきりベッドで寝ているものだと思ったよ

あぁ、最近の暑さが嘘みたいに今日は涼しいから、外に出たんだ

だけど、それじゃますます酷くなるだろう?

そうだな、たぶん

たぶんてことはないだろう。寝ていろよ

 

東洋の苦笑にゆっくり微笑むと、英和は「もう少しだけ」と呟いた。

 

‥‥‥‥

 

少年二人して何も語らず、ぼぉっと、外を眺めていた。

 

こんな雨の日は、土の匂いが、砕けた雨粒に乗って、普段より強く薫るんだ

そうだな

音も何だか少し違って聴こえる

雨上がりは空気が澄むしな

何だか嬉しくて、こんな雨の時は、外に出たくなるんだ

そうか

あぁ

‥‥だからって、いすぎじゃないか?

そうだな

 

互いに笑って、部屋へと戻る二人。

物干しにおかれた鉢植えの葉の裏に、ひっそりと黒い蝶が羽を光らせていた。

 

 

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高校生の時の発想は素敵ですが、いい感じに厨二病ですね。

 

☆SS☆南のオーロラ

南のオーロラ

 

亜熱帯。

何処までも続く、白い砂浜。遠浅な海岸故に広がる、だだっ広い、スペアミントの海‥‥。

 

初夏の日射しが降り注ぐ窓辺に、白いリネンのカーテンが爽やかにゆれる。

籐の椅子に座った少年は、読んでいた雑誌を膝におき、窓の縁に腰掛けている少年に向かって口を開いた。

 

‥‥なぁ戒(カイ)

ん?

オーロラが見たい

‥それは、また、唐突。何でまた?

‥‥見たいから

オーロラなんて、極付近まで行かないとムリだろ

それが、これ見てみろよ

‥‥へぇ、嵐(ラン)はこんな雑誌を読むのか

冷やかしはいらないよ、いいから読んでみろよ

‥‥へぇ、「南のオーロラ」

見てみたくないか?

‥‥‥そうだな、やってみるか?

あぁ

 

その真夜中、少年たちは海へと急いだ。

 

嵐、ちゃんと持ってきたか?

あぁ、もちろんバッチリさ。

 

少年たちが用意したのは、ゴムボートと綱、懐中電灯に熱いショコラの入った水筒、小さな瓶だった。

桟橋に綱でボートをつなぐと、波にまかせて海岸を離れた。

 

戒、何かにぶつかったりしないかな?

全く、嵐は臆病だな、ほら、この海はずっと砂浜が続くじゃないか

‥気になっただけだよ

‥そうか‥‥

笑うな

笑ってなんかないさ、ほら、もうそろそろいいんじゃないのか?

あぁ、そうだな

 

少年はカバンから懐中電灯を取り出すと、チラチラと水面を照らした‥‥

 

‥‥‥戒

‥へぇ、綺麗だな

あぁ

 

懐中電灯の光に呼応するように、波間にシラジラと蒼く光る波があった。

波の動きと共にたゆたうその光の帯は、浅い海のその奥までレースのように拡がり、まるでホンモノのオーロラのようだった。

 

‥‥蒼いオーロラか

あぁ

たまには嵐の変な趣味も役に立つじゃないか

「変な」は余計だよ

そうか?それより、ショコラを飲もう

そうだな、少し寒い

 

ゆらゆらと光の踊る波の上、甘いショコラの香りが漂った。

少年たちの持ち帰った瓶の中には、海水と少しの砂、キラキラと光る粒が漂っていた。

 

 

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高校生の時にだか、書いた創作ですね。

手直し全く入れずに載せておきます。

パソコンに何やらあと数作残っていたので、ちょいちょい載せておこうと思います。