SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆詩☆月の無い夜と夜鳴鳥

月の無い夜と夜鳴鳥(おそらく2006年3月7日)

 


伝えたい想いは
言葉を生み
届かない想いは
唄を綴る
果てのない夜
月は天に暇を請い
そっと地上へと降りてくる

何処へ行くのかと問われたら
わたしは蒼き湖と答えるよ
自己愛に溺れて死んだ少年や水仙のように水面に映る我が身を讃えよう
かの方には会えぬのだから

春に色づく吐息があれば
星に煌めく涙がある
恋する想いに
乙女は自害

届かない届かない

果てのない夜
響くのは微かな水音
月に向かって鳴く鳥は決して叶わぬ逢瀬を繋ぐ

どうか鳴いて
夜鳴鳥(ナイチンゲール)
あの方にこの想い届くよう
月が地上に降りる新月の夜
きっと
起きているのは乙女と黒ネコ

伝えたい想いは
言葉を生み
届かない想いは
唄を綴る

どうか鳴いて夜鳴鳥
麗しきその声で
今宵こそは我が恋唄を
遠きあの方へ届かせて
今宵こそはこの言葉を
遥か彼方へ伝えさせて

 

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水仙花言葉は「うぬぼれ」

ナルキソッスの話、「自分しか愛せない」呪いにかかった少年が、水面に映る自分を見つめて死んでしまった。

その傍らに、ナルキソッスと同じようにうつむきかげんに水面を見つめているように咲いていた水仙

なんてことが、花言葉の由来らしいです。

ギリシャ神話です。

(ナルシストの語源?にもあたるようです)

 

ただ、花言葉には、同じ種類の花でも、色や形の違いがありますね。

水仙全体では「うぬぼれ」「自己愛」らしいですが。

黄色の水仙ならば「もう一度愛して」「私の元に帰って」で。白ならば「神秘」。ラッパ水仙なら「尊敬」らしいです。

 

たぶん、全部引っくるめて作った詩でしょうね。

 

ナイチンゲール、サヨナキドリ、ヨナキウグイス、は、そのうちに。