☆言葉☆蛹というカラを残して、
死ぬと言うこと‥‥「サナギというカラを地上に残して、あの世で蝶になる」
眠れぬ夜に読んだ、ある本の中で見つけた言葉。あたしはその言葉に懐かしさと共感を覚え、魅せられた。
見つめていて不意に昔書いた文を思い出した。
『影は いつかひらひら飛んで 身体から離れる。 消えてしまう。 自らを造り、自らの力で‥身体をあとにする。 そう‥まるで、小さな花から飛び立った 蝶のように‥』
昔のあたしは、ときたま「死」について考えていた。でもいくら悩んでも、答えは一コも出せなかった。
でも実は出せていたのかもしれない。そしてその答えを本能的に残したのかもしれない。詩という、本質を表すには一番不確かな状態で。
昔のあたしは、違う「意味」でこの文を書いた。でも、本当は知っていたのかもしれない。
‥「死」とは何なのか。
確かにその文の「意味」の中にある種の「死」があったのだから。だからこそ残したのかもしれない。
この文を。
‥そう「死」という一文字に一抹の不安を覚えて。
そして、あの眠れぬ夜から、忘れていた不安は再び、じっとりとあたしの精神を襲った。
2003 4,7
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2003年はあたしは何歳だったか。21-03で18、今年36で18になる年ってことですね。
難しいこと考えるなぁ。
でも、魂の重さは21gというじゃないですか。
確か。
やっぱり、なんだか、そんな気がします。
軽くなった何かが飛び立っていくような。
そして、抜けて行ってしまった方がいいような。そんな気持ちになるときがあります。軽くなりたくて。
なといっても、なんといっても。
悔しいですが。もう、いやな気持になってしまい。