SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆詩☆夜煙草

誰かが歌ってた

受話器をとって

名前を言わなくても

声ですぐわかってくれる時代は過ぎて

誰からの着信かだけじゃなくて

もはや

顔を知らない誰かと

会話のように文字を打つ

そんな時代に

息をするためだけに煙草を吸う

そのためのお気に入りを

君と揃えるだけで

隣に君が隣に居る気になって

そっと

眠れぬ夜が更けていく