SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆創作☆焚き火とコイン 12/20

吐く息が凍って

軽い渦をまく

寒くて凍えて

小さくおこした焚き火

君の睫にけぶるオレンジ

ここから逃げるか

ここに留まるか

僕が投げたコインは火に落ちて

青緑の炎をあげる

コインの結果はわからなくて

君は笑って言ったんだ

「あたしは逃げる」

「あなたは選らんだ通りに留まって」

そして確かに君は逃げて

僕はここに留まっている

何故一緒に行くと言わなかったのか

何故一緒に居てと言わなかったのか

何故

今からでも追おうとしないのか

何故

いつか君が戻ると思っているのか

焚き火は何度か消えかけて

その度に僕はいつ君が戻ってもいいように

火をおこして二人分のお茶を用意する

そうやってどれだけの時を過ごしたろうか

さっき消えかけた火の底に

コインを見つけた

何故そこにあるのかと

思い出そうとするけれど

あまりに長く同じことをしていて

僕は自分を思い出せない

僕は独り

ここで何をしているのだろう

何故ここに座っているのだろう

わからない

そっとコインを握って

表ならここを去ろう

裏ならここに留まろう

そう思って投げてみた

そしてコインは、、、

 

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さむい

なんだか

いろいろ手につかない

あー、さむい。

 

あと、5日。

そうだ5日。

職場に出ればしばらく休みだ、うむ、そうだ、休みだ。