SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆詩☆万年筆の言葉

万年筆の言葉(2010年10月24日mixiより)


もっとケンカがしたかった。
しっかり自分の想いを伝えたかった。
でも、今はそうなっても、きっと…
「何も言わないトコ」「何も言えないコト」「ちぐはぐなトコ」「伝わってないトコ」に、私たちの関係は壊れてしまうわネ。
カコを振り返ってばかりで、進んでないけれど、後ろに進んでないだけ…
いいのかしら?
離れるほどに貴方が恋しい。離れるほどに、焦がれてしまう。
でも、ひとりよがり。
いつだって、考えてるのは片方。
いつだって、私にわかるのは、私のコトだけ。
あたりまえだけど、それが哀しい。
いつだってそう。
万年筆の気分。万年筆にしかわからない。
万年筆を愛する人の心ほど、万年筆は気づかない。

 

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吉本ばなな「キッチン」に、万年筆を愛する。という表現が出てきます。

読むたびに味の変わる作品ですが。

あたしの琴線に触れた一行です。

恋をしていなければわかる。

ひどく哀しむひとの様子。

 

よければ、読んでみてください。

ライナスになりたくなるか。

ソファーをかいたくなるか。

パイナップルを育てたくなるか。

カツ丼を食べたくなります。

 

ぜひ。