SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

◯論◯詩を書く女が隠さない理由

「詩を書く女なんです」と伝えると。

「夢見てるんだな」「乙女なんだなぁ」「意外だな」という表情に皆さんなります。
そして、たいてい「読んで(朗読して)」か「読みたい(見せて)」と、言われます。

臆せず見せます。

そしたら、読み手が酔っぱらいの場合『朗読』が始まります。
皆さん感情込めて読んでくれるのですが。
あたしは基本、抑揚をつけずにフラットに、呟くように読むことを意識して書いているので。
トツトツと読んでくれる場合が正解です。

なので、違うんだよなぁ、、、と勝手に少し哀しくなります。

例えば

あぁ、、、

は「嗚呼」ではなく「(ため息)」であることが多いです。
皆さん「嗚呼っ」と感情込めてくれるんです。

まぁ、それは。それです。
あたしが読めば(朗読すれば)いいだけなんですが。
あたしは案外、何度もリズムを確認して、毎回上から読んで、流れを噛みしめてるので。
どちらかというと、皆さんの読み方が知りたいのです。
それに、酔っぱらいさん相手は読んで聞かせるには声をあらげないと聞いてくれないので(笑)

あたしが誰かの詩や物語を朗読するなら、まず、読んで味して噛み砕いてから。
そして、おそらく、自分の文章を読むように静かにトツトツと読みます。
言葉やその並びに力や意味を込めるので、朗読は静かでいい。というのが持論です。
あくまでも朗読するなら。

黙読なら、ひょいひょいふむふむ味わい味わい読んで、感想をピロッと伝えて終わります。これもあくまで、作者が感想を求めたらです。
もしくは、返歌ではなく、お返しの詩を書きます。こちらの方が可能性は高いですね。

同じテーマか、もとの作品から言葉を拾って違う繋げ方をして返します。もちろん、あたしらしい文を。

そして、相手が酔っぱらいであれ、素面であれ、臆せず見せるのは。

皆さん、そんなに詩を書いた経験もなければ。
最近の方々は読書量があたしよりも少ない方々の方が多いから。
そして、読書量があたしよりも多い方々は、自己啓発本やミステリーを読むのが好きで、ファンタジーや小説、お伽噺、神話にそこまで造形が深くないのです。

つまり。

たいていの人に「詩」は書けないからです。

書いてきたことのない人が、詩を書こうとすると、たいていの皆さんは好きなアーティストさんの唄の「歌詞」のようになるんです。
もしくは「私は◯◯と思う」みたいに小学生な作文になるんです。
そして、自ずと、恋歌か人生観、もしくは日記に。
そして、こっ恥ずかしくなって、「だめだめ!ムリムリ!書けない!」となるんです。

あたしは、お題をもらえたら、短い詩ならば、たいてい10~30分で二作くらいは作れます。
特技だと思っています。
披露する場は少ないですが。
「ひまわり」とか「クラゲ」とか「雨」とか何でも。たいてい大丈夫です。

そして、ムッとするのは。
「じゃあ、◯◯さんをイメージして詩を書いてみて」という言葉。
これは無茶です。
そこには、自分を表に出さず、誰かを盾にするズルい人間性が出ています。
しかも、人物をイメージするということは、それだけ親密な関係でないと書けません。対恋人ならまだしも。飲み会の場で、飲むくらいの関係の職場の人をイメージした詩。初めて行ったbarで「私をイメージしてカクテル作ってください」って、だいぶ意地悪で無粋で失礼ですよね?その場合、服の色に合ったカクテル作られて終わりです。そうじゃなくて「柑橘系が好きです。アルコールには弱いので、さっぱりした感じのやつで、おすすめがあれば」とか、言うべきです。

それだけ、あたしなりに、詩に言葉に真剣に向き合って書いてます。

(なので、古都の貴女はだいぶ特別なのよ。あたしのひまわり)

このテのリクエストは笑って流しますが。
書かされそうになったら、そのお題を出した人に「あなたも書くなら」と条件を出します。
そして、詩だけじゃないです。
散文。物語。創作。キャラクターからなにから、全部。自作。
モデルや憧れはあってもあくまでも「オリジナル」を作る。

やってみてください。
と。

あたしの中の自己表現のひとつ。

人生半分以上書いてきたので。

好きこそものの上手なれ。

臆せず見せます。

自信があるから。

もちろん、高校や中学のものは「黒歴史」的な文章もありますが(笑)
それを歩んで今があるので。

大事な一部です。

それを、この「すとれーじぼっくす」で大衆にさらして。

さらに自分でもう一度読んで、過去を踏まえて自分と向き合いたいのです。