SHILISUのすとれーじぼっくす

詩、文章。日記。書いてる人は適応障害。抑うつ状態で休職してましたが復職しました。

☆創作☆クロ4(End)

引越しの前日、部屋で過ごす最後の夜に、電気を消して布団に入ろうとして、ふと思い立って押し入れの襖を外した。
部屋の中は暗く、指先が見えにくかったが、押し入れの奥はさらに暗かった。引越し前のなにもない押し入れの奥、一番暗い隅に、クロはじっとしていた。わずかだが震えているようだった。「あなたも一緒にくる?」手を差し延べてみたものの、彼あるいは彼女に触れたことがないことを思い出す。果たして、しっかりとした形のあるモノなのだろうか。クロはただずっと、一番暗い闇を作り、とどまっているようだった。今、押し入れには、クロを光から隠す物がない。引き戻した手をもう一度差し延べて「あなたもくる?」聞いてみた。
手の下に影ができたように見え、影は心なしか闇が濃いように思えた。けれど、クロは手に乗るでもなく、闇に潜り込むわけでもなく、僅かに震えていた。「ねぇ」手をBye-byeと揺らす。心なしかゆっくりとBye-byeをする。すると、彼ないし彼女は一緒に揺れた。「こないのね?」さらにゆっくりとBye-byeしながらクロに問うて、少し寂しくなった。
電気、カーテン、扉、全てを確認して、部屋をできるだけ暗くして、床についた。
「さようなら」
彼ないし彼女ことクロに呟いて、眠りにつくことにする。クロは見えないが、きっと跳ねているのじゃないだろうか。今度は少し暖かくなって眠りにおちた。

翌朝、カーテンから透ける太陽にとび起き、押し入れを覗いたが、襖を外したせいで影も闇もなかった。
「ごめん」
そっと呟いて、少し泣いた。

 

 

2010年5月15日

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25日に惰眠を貪って(抗不安薬の作用)、15時に活動を開始(と言っても、10~12時でゴハン食べたりしています)して。

DVDを観ていたら、面白かったのと眠くならないのとで、結果。

26日の朝8時に寝て(導入薬は飲みました)。

1時間後の朝9時に起きて。

26日は23時半頃に。

「まだ起きてられるけれど」と寝ました。

案の定。

27日。

起床は12時です。途中メールの着信音で起きたり、お手洗い行ったりで、起きましたが。完全に脳が起きるまでにはやっぱり、時間かかりましたね(笑)


クロ4で、とりあえず、創作「クロ」は終わりです。

恐らく、乙一の「小生物語」の『ソファーの少年』の存在に憧れたんでしょう。

そんなような気がします。

押入れの中の、暗闇に何かが生きていて。

交流を深めて。

最後は消してしまう。

発想が、「物悲しくて可愛い」にしたかったのであろうことと。

きっと、この頃「さみしかった」のでしょうね。

そんな雰囲気を感じます。